今年も残すところわずかになりました。
1年はあっという間ですね。
年々1年間が短くなっているように感じられるのは、私だけでしょうか?
それだけ物事がハイスピードに動いている証拠ですね。
『光陰矢のごとし』とは、
月日の経つのはあっという間で二度と戻ってこないから、
無為に送るべきではない、という戒めを含んでいるそうです。
自戒を込めて、みなさん1日1日を大事にしていきましょうね。
さて、1年の中で特に大事にしたい日のひとつに大晦日があります。
1年の締め括りとして、この日の過ごし方を重要視している方も多いことでしょう。
みなさんは、家族で過ごす派ですか、それとも友人たちと過ごす派でしょうか?
ちなみに我が家は、家族でゆっくり過ごす派です。
実家の大掃除をして、神棚を整えて、紅白歌合戦を見ながら年越しそばを食べる、というのがお決まりのパターンです。
この流れじゃないと、きまりが悪くて安心して年が越せないほどです(笑)。
今回は、みなさんにとって恐らく1年の最後の食事であろう、
「年越しそば」について少し掘り下げてみたいと思います。
もくじ
実は知らない!?年越しそばを食べる理由や由来について
そもそも、なぜ年越しそばを食べるようになったのでしょうか?
食べることが当たり前すぎて、普段その理由や由来について考えることはあまりないですが、
ご自分が年越しそばを振る舞う立場であれば、理由や由来等を少し知っておくと安心です。
ちょっと突っ込まれても、身になるウンチクで返せれば、あなたの信頼度を高めることにつながりますよ。
偉そうに言う私も年越しそばについて良く知らないので、調べてみました。
結論から言うと、「これが理由だ」とか「いつ食べなければならない」
といった決まりはありませんでした。
でも、諸説ある年越しそばの由来について、なるほどと思ったことを紹介しますね。
年越しそばの由来その1.厄除け
そばは他の麺類に比べて切れやすいことから、厄を断ち切り新たな1年を迎えるために食べるようになった。
年越しそばの由来その2.健康運
そばの形状が細く長いことに因んで、長寿を祈願して食べるようになった。
また、強く丈夫に育つそばの性質に願掛けしたとも言われています。
年越しそばの由来その3.金運
江戸時代、細工師が金箔を扱ったあと、散らばったを金を、そば団子にくっつけて集めていました。
その様子が「金が集まる」→「お金が貯まる」と縁起物として食べられるようになった。
このようにまとめてみると、
このように由来は色々とありますが、「験(げん)担ぎ」のために食べるようになったみたいですね。
これでガッテンがいきました!
大晦日に年越しそばを食べないと落ち着かないのは、何年も積み重ね、繰り返されてきた伝統だったからなんですね。
何かと暴飲暴食ぎみな年末年始ですが、年越しそばが食べられるように、お腹の調子を整えておきたいですね。
取り越し苦労かも知れないですが、
海外で新年を迎える方たちは、年越しそばの調達に苦心されているのでしょうか(苦笑)
年越しそばって何時頃食べるのが正解!?夕食時?年越し時?
一般的には「夕食時」もしくは「年越しの直前」に食べる方が多いと思います。
結論から言うと、食べる時間に決まりはないようです。
地方によっては、新年を迎えてから年越しそばを食べるところもあるくらいですから。
ただ、年越しそばを振る舞いたいとお考えの方は、年を越す前に食べてもらうのが、無難です。
人によっては、年を跨いで年越しそばを食べることは、縁起が悪いことだと考えてしまう場合があるからです。
実際には、年を超えてそばを食べたからといって、1年の善し悪しが決まるわけではありません。
美味しく食べるのが一番です。
要は食べる人の気の持ちようなんです。
「験担ぎ」なんですから。
まとめ
1.年越しそばは「験担ぎ」として食べられるようになった。
2.年越しそばは、いつ食べても良い。ただ、年を跨いで食べることは避けた方が無難。
大晦日は1年の締めくくりとして、大切な1日です。
年越しそばを食べて、スッキリとした気分で新年を迎えましょう!