ライフスタイルの多様化により、昔から伝わる日本の伝統や文化風習は、

だんだん若い人たちにとって馴染みのないものになってしまいました。

 

そんな中で、義理の父母や親戚付き合いが気になり出すのは、

やはり結婚して家族を意識するようになってからではないでしょうか?

 

結婚すると親戚づきあいは避けては通れないものとなります。

「義理のお父さんお母さん、親戚にはやっぱりお歳暮は贈った方がいいよね」

「でもいつ頃出せばいいのかな?何を贈ればいいかわからないな」

 

昔ながらの伝統や風習にあまり馴染みのない20代、30代の夫婦は、

お歳暮の時期が近くなるといろいろ悩んでしまうのではないでしょうか?

 

聞く人が近くにいないので、なんとなく小さい頃親がしてたことを思い出して、

とりあえずお店で品物を買って贈ってみたという人も多いのではないでしょうか。

でも、そもそもお歳暮とは何だろう?

いつ頃出すのがマナーなのか、はっきり知りたい。

今更聞けないと思って聞けなかったことを、ぜひここで学んでください!

そもそもお歳暮とは

お歳暮とは、歳(年)の暮れを表します。

お世話になった人たちや目上の方、親戚などに1年間の感謝の気持ちを伝えるために贈る品物です。

一般的に3,000円~5,000円くらいのもので、

新年を迎えるにあたり日持ちのするものが多くの人たちに選ばれているそうです。

 

そもそもお歳暮とは、

親戚一同が正月に現れる神様をお迎えする御霊祭りへ捧げるお供え物を、

すす払い(12月13日)が終わる頃に本家に届けるという風習から始まったとされます。

お供え物として持ち寄ったものが、今のお歳暮の品に相当するのですね。

 

しかし現在の日本では、家族のあり方がすっかり変わってしまいました。

昔はあちこちでおじいちゃん、おばあちゃんが孫たちと暮らしたり、年の暮れや新年に親戚一同が本家に集まるといった賑やかな光景がみられたのですが、今では年々その光景も見られなくなっています。

 

そのため、昔から日本に伝わる文化や風習を若い人たちに伝える機会が減ってしまったのです。

今では親戚付き合いはほとんどしないという人たちもたくさんいます。

また仕事の場面でもたくさんの変化が見られます。

 

一度入社したら定年まで働く。

後から入った人は前から入っている人たちを重んじる。

という縦社会は崩壊し、今では良い条件を求めて転職を繰り返したり、フリーで働く人も増えました。

 

上司や部下の関係もだんだん希薄なものになり、上司にお歳暮を贈る人の数も減っています。

 

最近では、会社内出のお中元やお歳暮のやり取りを固く禁止する会社も増え、ますますこのお歳暮という風習は若い人たちにとって馴染みのないものになってしまい、年々廃れている現状にあります。

なんとなくじゃダメ!いつ出すのが常識なの?

しかし、お歳暮は1年間お世話になった人に感謝と尊敬を伝え、来年もよろしくお願いいたしますと伝える素晴らしい風習です。

お世話になっている人たちや親戚にはきちんとお歳暮を贈り、気持ちを伝えましょう。

その親の姿を子供たちがみてまた後世へと風習を伝えていくのです。

一般的には、12月10日くらいから20日くらいまでに届くのがマナーであると言われています。

関東地区では、12月1日を過ぎるとお歳暮を贈り始めるそうです。

もう少し広くみると、年末までに届けばよいとされているのですが、

年末はみなバタバタしていますし不在のことも多いので、遅くとも25日くらいまでに届くように手配するのがよいとされています。

ただし例外があり、正月用の生鮮食品を贈る場合は正月に近い年末がよい、とされています。

 

もし可能であれば、贈る前に先方で年末の予定の確認をした方がよいと思います。

万一お正月を過ぎた場合でも、お歳暮を贈ることができます。

1月6日までなら「御年賀」

2月5日くらいまでなら「寒中見舞い」

と書いて品物を贈るのがマナーとされています。

まとめ

「お歳暮」はかつては正月の神様にお供えしていたもので、

今はお世話になった人や親戚などに、1年間の感謝の気持ちを伝えるものに形を変え受け継がれてきました。

 

今まであまりお歳暮のことを考えてなかった人も、

これを機に、「お歳暮」という昔から日本で大切にされてきた風習を見直してみませんか?

 

お歳暮離れを食い止めるために、お歳暮の品物も年々増えバラエティー豊かなものになりました。

 

選ぶ喜び、贈られる喜び。

 

何を贈ろうか悩んだときは相手の喜ぶ顔を想像しながら、

相手が一番もらって喜んでくれそうなものを、ひとつひとつ感謝の気持ちを持ちながら選んでみましょう。